奨学金の返済でギリギリの生活をした結果

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奨学金の返済でギリギリの生活をした結果

私のこれまでの人生で一番お金に苦労したことは、奨学金の返済です。
うちは母子家庭だったこともあり、学生時代に無利子の奨学金で約200万円ほどお世話になりました。

卒業後は氷河期時代と言われながらも何とか就職しましたが、東京で一人暮らしを始めたこともあり、毎月奨学金を返済すると手元にはほとんど給料が残らないという超ぎりぎりの生活でした。

東京は物価も家賃も高いですが、あまり都心から離れると逆に通勤のために時間を取られたり、どこに行くにも交通費がかかってしまうのではないかと考えました。
そこで、部屋は狭くて日当たりが悪いけど、都心に出やすい便利な場所にワンルームのアパートを借りて住んでいました。

家賃、光熱費、通信費など最低限必要費用として出て行くお金以外に、どこで節約できるかを色々考えました。
そこで削れると考えた部分は、洋服代、化粧品代、食費、交際費です。

服装は、いくらお金がないといっても仕事に行く関係でそこそこ気をつけていました。
例えば、洋服はシャツ類、ズボンまたはスカートは各5着、上着は2着ほど揃えました。
洋服はバーゲンセールの時か、古着の店で掘り出し物を見つけて買っていました。

化粧は、いつもナチュラルメイクで簡単にしていました。
なので普通の女性なら30分以上かかると思われる化粧を、私はたった5分で終わっていましたので、朝はかなり時短になりました。

食費に関しては、これは節約の基本ですが、弁当持参と自炊をしていました。
やはり食事が一番の節約の腕の見せどころではないでしょうか。
自炊を頑張れば、コンビニのお弁当よりもおいしくて、しかもずっと栄養のあるものを安価で食べることができます。

夜にスーパーへ行くと、よく割引半額シールの貼ったお惣菜やお弁当がたくさん売られていますね。
しかし、たとえ割引になっていても、実際には自炊より高くついてしまうんです。
自分で野菜やちくわを買って天ぷらを作ったり、ハンバーグや餃子をまとめて手作りして冷凍し、使いたい時に小出しに使っていくなどした方が絶対にお得ですし、美味しいです。
そんなわけで、お金がなくても食事のことでは殆ど節約の苦労は感じませんでした。

節約をしていて一番つらかった(大変だった)のは、やはり人との付き合いに使うお金です。
お金を使わないようにしようとすると、友達付き合いが悪くなるし、自分自身も楽しくない。
最初は誘いに断ることも多かったのですが、ずっとこのままではいけないと思いました。

悩み考えた末、ある時友達に奨学金の返済のために節約していることをカミングアウトしたんです。
その結果、休みの日は友達の家でお茶したり、外食もあまり高くないお店を選んでくれるようになり、
こちらも気兼ねなく付き合いができるようになりました。
大事にしたい友達には、きちんと素直に話しをした方がいいです。

私の場合、ファッション雑誌に載っている女性たちのように、ブランドの服やバッグを身に着けて代官山でショッピングとか銀座でランチなど、そんな洒落た生活とは縁遠い生活でしたが、だからと言って卑屈になったり羨ましいと思うことは不思議となかったです。

お金を増やすという手段もあるかもしれませんが、当時の私はまだ社会人になりたてだったため、仕事の中で覚えなくてはならないことや勉強しなくてはいけないことがたくさんあり、副業などを考える時間的な余裕はまったくありませんでした。
3年半後に奨学金の返済が終わってからは、気持ちも楽になり暮らしも落ち着きました。
そして少し広めのマンションにも引っ越すことができました。

現在は私は40歳主婦で事務系のパートをしていますが、こうした節約の知恵は現在の日々の生活にも活かされています。

奨学金の返済期間は私にとってはとても大変な時期であったことは事実ですが、よく頑張ったなと思いますし、苦労も今となってはいい思い出です。
仏教の教えだったか、足るを知るという言葉がありますが、まさにそれを節約生活から学びました。
私にとっては、節約はだんだんと楽しみになっていきました。
また、お金の大切さや有り難さがよくわかりました。

将来、もしお金が沢山あったらやってみたいことは、カフェの経営です。
手作りのケーキや焼き菓子と一緒にこだわりのコーヒー・紅茶を出せたらいいなと一人夢見ております。

お金の悩みは、現在困っているというわけではありませんが、老後の資金が心配です。
この先、年金がどうなるかもわかりませんので、定年後に自分一人でもできる仕事を今から何か見つけなくておかなくてはと考えています。
というわけで、副業として何ができるか現在模索中です。